外国人技能実習制度

外国人技能実習制度って、だれが得する制度?

ベトナム人の技能実習生が実態を調査

 

京都の龍谷大学に留学したベトナム出身のグエン・ヒュー・クイーさん。

以前、日本で技能実習生として働いた経験があるクイ―さんが、
自分が遭遇した技能実習生としての経験と、同じベトナム人の技能実習生たちを調査して、
日本の「外国人技能実習制度」についてを卒業論文にまとめたそうです。

それによると、
 1、技能実習生の賃金水準はもともと低いのに、賃金を日給制や時給制として、
   その低い賃金をさらに圧縮しようとしている受け入れ先が多くあった。

2、さらにその低い賃金の中から「家賃」という形で、不当に金銭を徴収されていた。

3、その上で、割高な共益費と光熱費も支払わされていた。

などなど、劣悪な環境の下で転職が許されない実習生の実態が明らかになりました。

 

このような処遇に遭った技能実習生の対日感情は、当然、悪化して帰国しますから、
この制度は全く国家間の架け橋になっていないと思います。

少しでも早く、この制度を悪用できないように、改善をして欲しいものです。

そして、この制度を悪用して日本の評判を下げた企業には、
重い懲罰金を課していただきたいと思うのです。

 

ニュース元はこちら・・・ジャーナリスト・巣内尚子のページ